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梅棹忠夫 「知の巨人」その3 
住◎001.gif談話室へようこそ(*-*)/~266 

    梅棹忠夫 「知の巨人」その3
 

Eテレ「暗黒のかなたの光明~文明学者 梅棹忠夫がみた未来~」という番組では―
001.gif交流があった作家・博物学者の荒俣宏さんが、
梅棹忠夫の未完の書「人類の未来」をめぐり、
梅棹忠夫から投げかけられている問いかけを考える、というものでした。

私が見た後半でのキーワードは、「知的生命体」 「科学は人間の業」 「理性と英知」
023.gif<つたない言葉で上手く伝えられないのがもどかしいのですが、あしからず。>

人間は知的生命体であるがゆえに、もっと、もっと…と科学を進歩させてきた~いずれ行き詰まるとわかっていても、やめることはできない
~それは人間の業である。
その行き詰まり=文明の暗闇 を打開できるのは、
理性ではなく、英知である
プロや専門家理性で考えてもなかなか変えられない。
が、プロや専門家でない、アマチュア=市民が動く事こそが、
その暗闇に光明をともすことができるのである、と。


荒俣氏いわく、
027.gif福島原発事故がその暗闇の最たるもの
~専門家ではない市民のボランティアによって、被災者は助けられている。
市民の自発的な節電によって、~その暗闇で考える時間ができ~、
この先に光明をともすことができるかもしれない…

最後に、
太陽の塔と一緒に映った梅棹忠夫さんの写真が印象的でした。
その画面で映されたテロップは――、
034.gif「歴史は、だれか他の人が作るものではなくて、わたしたち自身だ。
わたしたち自身が、いまやっていることが、すなわち歴史である。」


006.gif太陽の塔の右斜め後ろから撮られたその写真には、
背面の黒い顔(=過去の顔)黄金のマスクの横顔(=未来の顔)
梅棹忠夫の微笑んでいる顔(=現在の顔)が映っていました。006.gif
by takematugumi | 2011-06-29 15:00
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